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横浜国大附属横浜中 [研究]

毎年恒例の横浜国立大学附属横浜中学校の研究発表会に行ってきました。
言っちゃ悪いですが、技術家庭の全国研究大会よりも参加者・質・内容すべてにおいて凌駕しています。
毎年、素晴らしい研究をしている横浜国大の皆様に敬意を払いたいと思います。

さて、今年の研究発表は
「思考力・判断力・表現力等を育成する指導と評価」

家庭科では、
「A家族・家庭と子どもの成長」をとりあげ、
生徒が「子供を取り巻く環境」をテーマに調べた内容を発表し、
それを聞いた生徒が、「わかったこと」や「疑問に思ったこと」を付箋紙に書き込みフィードバックさせるというものでしたが、
生徒達が調べたテーマが「不良について」「育児放棄について」「児童虐待について」など社会的に重要なものが多く、発表もしっかりできていて、さすが生活文化レベルの高い付属中の子ども達だとおもいました。
(ウチの生徒じゃできないなぁ〜)

技術は、
「D情報に関する技術」をとりあげ、
センサー・アクチュエーター・コンピュータを使ったオリジナルの作品を考えるというものでした。
ペーパー上の仮想設計なのですが、これまた、生徒達の発想が素晴らしく、また、言語活動も充実してとても参考になりました。

今日の研究発表で感じた事は、新学習指導要領で取り扱う「思考力・判断力・表現力の育成」や「言語活動」などはとても重要だとは思うのですが、生活文化レベルの低い地域では、これらを学ばせる以前の部分(例えば、家庭での躾や学習意欲など)を何とかしないと成り立たないと感じました。
学校・地域・家庭が新学習指導要領の趣旨を十分に踏まえ、子ども達に手厚い教育を施さないと、新学習指導要領は大失敗に終わるかもしれません。

「付属中の良い子ども達」ではなく、多くの「普通の公立学校」の現状に合った研究が必要だと強く感じた一日でした。
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